日常の生活態度においては自分は唯物論ふう思考の人間だと勝手に思っているけれど、岡センセの根本思想を為す、人間は「情」で生きるべし論を読むとなぜか「そやそや」と共感してしまうのであります。論理的思考のカタマリみたいな数学になんで情が絡むのか、ず~~っと不思議に思いながら今日に至ってこの薄っぺらな冊子に出会い、これがとてもソフトな語り口の日本人論なので二度読みして半分くらい納得しました。(残りの半分は理解不能) センセが偉大な数学者であったことを前提に考えるとやはり脳ミソがワヤワヤになるので、そこは端折ります。で、「人間は情で生きるべき」という説を明快に伝えるためにセンセは何と言うか。「儒教も仏教…