1959年栃木県足利市生まれ。慶応義塾大学文学部卒業後、米国メリーランド大学大学院修了、博士号取得。 千葉大学助教授などを歴任後、2004年より理化学研究所脳科学総合研究センター生物言語研究チーム・チームリーダー。 2008年からERATO情動情報プロジェクト総括を兼任。2010年から東京大学教授を兼任。 「ことば」と「こころ」の研究を通して、最終的には人間の「意識」のしくみと進化を明らかにすることが目標。 趣味はリュートなど古楽器の演奏、短歌、山登り、模型飛行機など。
現代社会は、様々な能力を持っていないと生きていくのが難しい社会となっています。20世紀ではパソコンを使えない人の方が多かったですが、21世紀に入るとパソコンを使えることが当たり前となり、それを使えないと仕事に就くのが不利となる場面もあります。パソコンもそうですが、情報化社会の到来で今まで以上に現代人に要求されるようになった能力があります。現代では、携帯電話やインターネットの普及で多くの人とつながれるようになりました。そう、情報化社会の到来で、現代人に今まで以上に要求されるようになったのはコミュニケーション能力です。