小説家(1907年(明治40年)12月28日〜1993年(平成5年)8月4日)
東京生まれ。本名・藤吉。1938年東京帝国大学文学部国文科を卒業後、名古屋の陸軍幼年学校の教官を勤める。
1949年(昭和24年)から東京学芸大学の教授を勤め、1971年(昭和46年)に退職後は聖徳学園大学の教授
「宝石」誌の第3回懸賞募集に投じた「妖鬼の呪言」が一席に入選し、49年5月の同誌に掲載される。
また、「ロック」誌の第2回懸賞募集に「噴火口上の殺人」が一席に入選し、注目を集める。
50年には『薫大将と匂の宮』が「宝石」の4月号に一挙掲載。代表作となっている。