オオバン (脚のところにあるのは紅葉) 石川啄木が友人の援助で発行し、わずか1号で廃刊の文芸誌も…代表作や書簡展示 盛岡市出身の歌人・石川啄木(1886〜1912年)の足跡をたどる企画展「啄木資料展」が、同市の岩手県立図書館4階展示コーナーで開かれている。啄木が抱いた世界観について、代表作や書簡を通して紹介している。 企画展の会場には、啄木が19歳で刊行したデビュー作の詩集「あこがれ」や、その後創作した歌集「一握の砂」を始め、県立図書館が所蔵する代表作の初版本などを展示。一家の生活を背負い、友人の援助を得て発行したものの、わずか1号で廃刊となった文芸誌「小天地」も公開している。啄木直筆の書簡も…