さてさて、今日は峠の食堂の話。昔は峠、峠に個人商店の食堂があったものだが、最近は目にする機会がずいぶんと減った。峠の食堂はトラックドライバーや工事関係者などで賑わったものだが、時代とともに生活スタイルが変貌、また店主の高齢化などで全国各地の峠の食堂が減っていった。 ここ奈良の十津川村に今でもこれぞ峠の食堂というお店が残っている。それが国道168号線沿い十津川村川津にある丸新食堂。 峠の集落の中に個人商店の食堂があるというケースは多いと思うが、この丸新食堂は集落のない峠道にポツンと一軒といった具合だ。 まさに峠の食堂。お店の前を通るたびに気にはなっていたのだが、少々入るのに気構える感じがあって・…