日本海軍は、八八艦隊計画に基づく補助艦艇の刷新を企図。水雷戦力の中核たる 駆逐艦もその例外ではなく、大型の一等駆逐艦を新造することとした。 機関の大出力化により39ノットの計画速力をもつ快速艦で、武装は12cm単装砲 4基・21Inch魚雷発射管連装3基に加え、新型の1号連携機雷を搭載している。
なお、同クラス4番艦の島風は、建造時の全力公試で40ノットオーバーの速度 記録を出しており、この記録は後の丙型駆逐艦「島風(襲名)」によって破られる まで日本海軍最速の記録であった。