~はじめに~ 本日ご紹介するのは、伊坂幸太郎著「フーガはユーガ」である。ミステリの枠からは少し飛び出てしまうかもしれないが、2019年本屋大賞にもノミネートされ話題を呼んだ本作についての感想を本日は述べていきたいと思う。 以下、ネタバレを含みます。 未読の方はご注意下さい。 ~あらすじ~ ~おもしろいポイント~ ①特殊設定 ②張り巡らされた嘘・伏線 ③本当の物語 ~最後に~ こちらの記事もおすすめ! ~あらすじ~ フーガとユーガ。ある双子の物語。幼い頃、父親から日々暴力を受けていたことと毎年誕生日に起きる「アレ」を除いては、よくいるそっくりな一卵性の双子。そんな彼らが子どもから大人になり、現在…