タイのモンスターパニック映画『リザード』を観る。 水飢饉にあえぐ干ばつ地帯で、優勝賞金100万バーツをかけた地下水掘削競争が始まる。100万バーツを手にせんものと、大勢の掘削業者が集合する。祖父の葬儀のために帰郷してきていた人気ラッパーのカオも、地下水掘削業者だった祖父の車に道具を積み込んで、コンテストに参加する。だが、その地下には巨大なトカゲが棲みついていた。次々と参加者に襲いかかる巨大トカゲ! というストーリーで、シンプルにそれだけの作品である。怪獣をめぐる特撮は、それなりに頑張ってはいるのだけれど、いかんせん、脚本が弱すぎる。いっけん感動的に見せかけているエピソードなども、実に底が浅くて…