上場企業の株価純資産倍率(PBR)の1倍割れ解消を打ち出した東京証券取引所が、次の改革テーマとしているのが新興市場です。 岸田政権は、スタートアップの育成を重視しますが、新規公開で(IP)で上場するのは小粒な上場企業ばかりです。 新興企業が上場する東証グロース市場のIPO時の平均時価総額は、2022年で101億円です。 米国ナスダック市場の19億2,000万ドル(約2,688億円)と比較し、いかにも規模が小さく、1社あたりの資金調達額も、450億円を上回る米国に対し、14億円と30倍以上の差があります。 上場前のユニコーン(企業価値100億ドル以上の未上場企業)を比べても傾向は同じです。 国別…