平均寿命で死んだ場合、繰り下げ給付で、かえって手取りの総額が464万円も減るというのは、事実です。 ですが、これは、ちょっとした数字のマジックでしかありません。 前日のブログで説明したように、年金を、65歳から受給した場合の年間手取り額は、159万円です。 一方、75歳から受給した場合の年間手取り額は269万円です。 つまり、75歳から受給した場合、65歳よりも、年間で110万円も多くもらえます(269万円-159万円)。 総額で、464万円減ると言われると、ものすごく大きな損をするように感じるかも知れません。 ですが、85歳以降は、毎年110万円ずつ、差が縮まっていきます。 464万円の差を…