著者は、「平均寿命というのは日本人全体というマクロでみれば意味のある指標だが、個人の寿命というミクロでみた場合、あてになる指標ではない。」と書いている。 だが、「自分の寿命は誰にもわからないというのが真実なのだ。」とも書いている。 である以上、確率的にこうだろうということを、参考にするしかない。 それが、平均余命である。 hoken.kakaku.com 令和4年における、男の0歳児の平均余命(これが平均寿命である)は81.05歳だから、赤ん坊は、(大ざっぱに言えば)半数が81歳まで生きる。 一方、65歳の平均余命は、19.44年。 65歳まで生きていれば、ほぼ半数以上の人が、84歳まで生きる…