年齢をものすごく気にしている私と全くもってどうでもいいと思っている私が、この頭(うつわ)には同居している。外見においても、外見はひとまず置いといてという共通認識においても。人からどう思われるかということと自意識の中で済んでいること、そのそれぞれに、また二面性が生まれる。 例えばでいうと、「もうええ歳やのに」と言われて、「そうやなぁ」と愛想笑いする私と「だから何?どうでもええわ」と感情の欠片も見せない私。「その年齢でその格好はナイわ」、「年相応って言葉知ってるやろ」と言われて(もしくは自分で思って)、「自分でもお目汚し恥ずかしい」「ちゃんとした“大人”に見えるようにね」と“自由にしている”態度の…