◆『底知れぬ穴』について ①『ハデス』は、新約聖書に11回出てきます。キリストの昇天以前の『ハデス』は、『ヘブル語でシオール、ギリシャ語でハデス』で『死者の魂が行くところ』を意味し、「良い場所」と「悪い場所」に分かれていました。「良い場所」は『パラダイス』で、『アブラハムのふところ』とも言います。一方、「悪い場所」は『ハデス』そのもので、英語の「hell」が、それを表現しています。 キリストの昇天以降の『ハデス』は、「良い場所」が天に上げられました(エペソ4:8~10参照)。「悪い場所」は、依然として存在しています。そこには、三つの異なった場所があり、『ハデス』、『タータラス』、『アブソス』で…