私はマザーコンプレックスを自認しております。母が生きて居れば明治生まれで113歳です。母は学校には行っておりません。学校に行かなくても良い社会環境だったようです。特に女性は。ですので平仮名もろくに書けませんでした。大阪に居ている私に初めて母から手紙が届いた時にはそれを見て「何なんだこれは」と。字もろくに書けない母が一所懸命書いた手紙に本来なら感動しなければいけないのに私は一笑に付したのです。事左様に私は冷たく鈍感なのです。鈍感が良い事もあり以前にも書いたように想うのですが自分の家が貧乏だとは中学三年まで気が付いておりませんでした。食べ物にも不自由しておりましたがただただ食べ物が少なく無いだけと…