はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と百と百と八十五 「ウッスラトシタ ジャクシャヘノ フマン」 「自己責任論の台頭とともに、また、もう一つ、ジワジワと澱み、水底(ミナソコ)にドロドロと溜まり始めているモノがある。ソレが」 ん? 「ウッスラとした弱者への不満」 んん? 「さすがに大声で声高らかに、というわけではないけれど、人知れず、ウッスラウッスラ、ソロリソロリ、と、その厚みを増しつつあるというわけ」 自己責任論によって、ピーポーたちの不満の矛先がソロリソロリと弱者に向く、か~。 「けっして楽ではないにもかかわらず、マジメにキチンと納税したその金(カネ)が、ナゼ、弱者なんぞのために使われな…