自民党の派閥の裏金事件は政治資金をめぐる構造的な政治資金問題であり、パーティの集金の一部を長年にわたって常習的に記載もなしに議員へキックバックしていたことは明らかに政治資金規正法違反であるが、これは自民党の組織的で長年続けてきた違法行為であり、誰から見ても道義的にも許されない行為である。 にも関わらず、検察はまたしても、会計責任者にのみに罪を着せて政治家への法的追求を辞めてしまった様である。しかし、これは単に裏金を作ったという形式犯で、贈収賄事件などではないからと軽く見るべきではない。政治家の裏金問題は国民を欺き、国民の委託により行なっている政治を裏切るものである。自民党一党支配が続いているの…