短編集『影の世界』の続きです。 ネタバレしますのでご注意を。 第四話「黒い沼地」(別冊少年サンデー1960年秋季号) これ言っちゃいけないのかもしれないが横山先生、昔の色塗りは凄く上手くて良いのに後に行くほど変な感じになっておられる。 なにか理由があるのかしらん。なのでこの時代の色塗りは最高です。 さて内容は。 設定はアメリカ西部劇。 偏見かもしれませんが少女マンガに比べると少年マンガは異国設定というのがかつては極端に少なかったと思う。 特に日本人はまったく出てこないというものは。 そんな中で横山光輝作品は中国も含め異国ものは男性マンガの平均よりも多いのではなかろうか。 主人公の名はケリー(こ…