人影のない昼下がり。正面に東京駅(イデちゃん) 「羊頭を掲げて狗肉を売る」とまでは言いませんが、「2年後には90%の確率で壊れる400万円の商品」をこのまま売り続けたら、賢明な消費者から愛想を尽かされる日は近いでしょう。そこで「岐路に立たされた大学の生き残りをかけた改革が始まりました」と続けるのが常道なのでしょうが、今日はへそ曲がりな方向に話を曲げてみます。 教育再生実行会議は2013年(平成25年)、「これからの大学教育等の在り方について」(第3次提言)という提言を公表しました。それによると、知識基盤社会における大学には「知の蓄積を基としつつ、未踏の地への挑戦により新たな知を創造し、社会を変…