1.はじめに 市民後見人という言葉をご存じでしょうか。 後見人というと、弁護士や司法書士などの専門家が行う者と考える方が多いのですが、実は、法的な資格を有しない方でも後見人になることができます。 それが、市民後見人(市民後見制度)です。 つまり、市民後見人(市民後見制度)は、専門家ではなくボランティアの市民で後見業務を行う制度です。 今回は、市民後見人の業務内容や、市民後見人になるためにはどうしたらいいのかなど解説していきます。 2.市民後見人について 後見人は、認知症などによって判断能力が不十分と認定された高齢者を支援し、ご 本人の介護の支援や身の回りの世話、本人に代わって公共料金の支払いを…