若狭小浜 疱瘡神御守札 組屋六郎左衛門に伝り候疱瘡神の事は、永禄年中に組屋手船北國より上りし時、老人便せんいたし来り、六郎左衛門方に着、しはらく止宿いにて発足の時、我は疱瘡神也、此度の恩謝に組屋六郎左衛門とだに聞は疱瘡安く守るへし。とちかひて去ぬ。六郎左衛門其時の姿模様を書にうつし留し也。今有所の物かくの如し。寛延年中京大阪にて開帳あり。 もう一つ。 若狭小浜の広峯神社は、本来牛頭天王を祀った社。 廣嶺神社由緒(昭和23年)に「貞観2年(860)播磨国廣峯から大中臣佐波近重が勧請した。明治以前は天王社・或は、祇園社と尊称していた。明治4年2月に竹原神社と届出たが、明治8年12月10日に廣嶺神社…