過去作には『さすらいの一匹狼』(1966)、後には『怒りの用心棒』(1969)でジュリアーノ・ジェンマと再タッグを組むなど、西部劇に定評のあるトニーノ・ヴァレリ監督による作品。 流れ者のガンマン、タルヴィーに指導を受けて一流のガンマンに成長したスコットが、恩師の暴虐ぶりから彼を止めるために対立する姿が描かれます。 主人公スコットをジュリアーノ・ジェンマ、その師であり敵となるタルヴィーをリー・ヴァン・クリーフが演じているのが見どころ。西部劇界きっての名優二人の共演は、それだけでも見ごたえ抜群です。 師弟関係、成長物語、対立、という王道的な流れをガンマン二人の姿から描いており、どちらのキャラクター…