前回の記事で書いた、Homecomingsとくるりの対バンライブに行ってから、くるりに見事にハマってしまった。冬の終わりの陽気と京都の風景にはくるりがよく似合っていて、だから歩きながら聴いていることが多い。 ずっと好きになりたくて、でもなんだかわからないままだったくるり。くるりの良さがわかる、そんな大人になりたかった頃があった。背伸びをして大人になろうとしても、その頃の私にはまだ苦くて、結局私はずっと子供のままだった。 数年前までなら、仮にライブで聴いてもまだ刺さらなかったかもしれない。Homecomingsもそうだし、家主だったり田中ヤコブだったり、あるいは羊文学であったりを聴き始めて、少し…