一条真也です。11日、金沢から小倉へ帰ります。『エマニュエル・トッドの思考地図』エマニュエル・トッド著、大野舞訳(筑摩書房)を読みました。ブログ『自由の限界』、ブログ『新しい世界』で紹介した本に著者のインタビューが掲載されており、興味を持ちました。もっと著者の考え方を深く知りたいと思い、2021年2月に刊行された本書を手に取った次第です。著者は、1951年フランス生まれ。歴史家、文化人類学者、人口学者。ソルボンヌ大学で学んだのち、ケンブリッジ大学で博士号を取得。各国の家族制度や識字率、出生率、死亡率などに基づき現代政治や社会を分析し、ソ連崩壊、米国の金融危機、アラブの春、トランプ大統領誕生、英…