日本の出版社。天文学関連の書籍を中心に水産学や海洋学、社会学などの書籍を数多く出版している。
コミュニケーションにおける社会哲学と認知語用論の接点 和泉敏之 I 発表の動機 ルーマンのコミュニケーション論と関連性理論の類似性を感じた。 〈出発点〉拙著に対して、自身の意図しない感想（良くも悪くも）が起きた。 ↓手紙などのコミュニケーションに対して、我々は何を語ることができるのか？ ↓ 社会システムと心理システムをの関係性をさらに深掘りしてみては？ ↓ 「意味」の概念についてもっと深く考察したい！ ↓ChatGPTとの対話 私： ありがとうございました。ここからは私の仮説ですが、意味が選択を要請するとき、その選択は効率性の原則からなされると考えています。なぜなら、チューリングらも言うように…
カール・ポパーの『開かれた社会とその敵』が岩波文庫に入り、大部で高価な専門書だったポパーの「政治理論」の書がこれまでより手に取りやすくなりました。 ポパーについて集中して勉強したことはないですが、折にふれて、その著作や興味をそそる研究（政治思想周辺）は読んできたと思います。 学部時代、西洋政治思想の講義の初回で、市村弘正先生が本書に触れていたのが最初の記憶かもしれない（詳しいことは覚えてないが感銘した記憶だけがあります笑）。 最近では、サミュエル・モインがLiberalism Against Itself, Yale University Press, 2023.において、冷戦期リベラリズムの…
Ｍ：「この間は星座のことを世界史のスケールで話してくれてとても面白かったよ！」 Ｈ：「どう致しまして。村山くんが星座のことを知りたいと強く思っていることが何より一番の事じゃないかな。僕の星空解説はまだまだ向上させなきゃね。」 Ｍ：「ところで、「トレミー（※プトレマイオス）の48星座」以外の星座はどうやって作られたか、話の続きを早く聴きたいよ！」 Ｈ：「そうだったね。「トレミーの48星座」以外の40星座が作られたのは16世紀から19世紀にかけてだったということまでは話したよね。」 Ｍ：「うんうん。トレミーが２世紀の人だということに較べると、ずいぶん後の時代なんだなあと思ったよ。」 Ｈ：「確かにそ…
Ｍ：「先週の星座と神話の話を聞いてから、また星座を見たくなったよ。」 Ｈ：「おっ、それは良かった！梅雨が近づいてるからすっきりしない天気が続くけれど、少しでも晴れ間があるといいね！」 Ｍ：「そうだね。早くまた星空を観られたらいいな。でも曇りや雨の日は、部屋の中で星座のことをネットや本で調べるのも楽しいね。」 Ｈ：「確かに。そういう楽しみ方もあるよね。」 Ｍ：「ところでさ、プトレマイオス（※トレミー）が『メガレ・シンタクシス』（※『アルマゲスト』）で整理した星座は48星座だったよね？それで、いま定められてる星座は88星座ってことだけど、他の星座はいつ誰がどうやって決めたのかな？？」 Ｈ：「ふむふ…
宮台真司×野田智義『経営リーダーのための社会システム論』 〇啓蒙思想（17～18世紀）：社会は人間がつくるものであり、理性的な人間が自由意志で契約を結べば合理的な社会が実現する。 →フランス革命（1789年）の失敗：革命から混乱、自由社会から独裁体制 〇反啓蒙思想（19世紀～）：社会は人間の理性をもってしても思い通りにいくものではない。 ①保守主義（エドマンド・バーク） ・人間の理性には限界があり、社会の複雑さはそれを超えている。 ・社会をいきなり大きく変えようとすると予想外の帰結がもたらされてしまうので、変えるなら少しずつ変え以外にない。インクリメンタリズム（漸進主義） ②無政府主義（ミハイ…
Ｍ：「おはよう。」 Ｈ：「やあ、おはよう。」 Ｍ：「今日は宇宙のどんな話をしてくれるのかな？いつも楽しみにしてるんだ。」 Ｈ：「そうだな、今日は、以前から話したかった星座の起源について少し話そう。」 Ｍ：「おっ、なかなか面白そうなテーマだね！」 Ｈ：「いきなりだけどさ、星座っていうのはいつ誰が考え出したんだと思う？」 Ｍ：「う～～ん、、星座を幾つか観たことはあっても、言われてみれば、いつ誰がとは考えてみたことがなかったなあ。。昔の人達が考え出した、ってことだけは確かだけど。」 Ｈ：「いま全天で88星座があって、もちろん一気にぜんぶが考え出された訳じゃないけれど、そのうちの48星座は２世紀のギリ…
Ｍ：「銀河を自分の目で観てみたいなと思うんだけど、小さな望遠鏡でも観られる銀河ってどんなのがある？」 Ｈ：「そうか、、じゃあ今日は少し、天の川銀河の近くにある銀河の話をしようか。一番観やすいのはアンドロメダ銀河だよ。M31という別名もあるよ。」 Ｍ：「ふむふむ。アンドロメダ銀河は僕も名前を聞いたことがあるよ。」 Ｈ：「アンドロメダ銀河は、街明かりが少なくて星空がきれいに見える場所に行けば、肉眼でもぼんやりと観ることができるよ。」 アンドロメダ銀河（M31） Ｍ：「おおっ、それは観に行ってみたいな！ところで、地球からはどれ位の距離にあるの？」 Ｈ：「約250万光年だよ。天の川銀河のすぐ近くにある…
Ｍ：「銀河の中心の「超大質量ブラックホール」の話、そんなものが宇宙にあるんだ、ってことに驚いたよ。でも、ひとつ訊いていい？どうしてブラックホールが電波を出してるの？」 Ｈ：「確かに。それは疑問に感じるよね。ひと言で言うと、ブラックホールは「重力発電」をしているんだ。」 Ｍ：「重力発電！？」 Ｈ：「そうなんだ。「発電」というのは例えのような表現だけど、つまりは発電と同じように、エネルギーを生み出しているんだ。ブラックホールは発電機のようなものだということだね。」 Ｍ：「エネルギーを生み出すといえば、一つひとつの星もエネルギーを生み出して光を出しているよね？」 Ｈ：「うんうん。恒星について言えば、…
Ｍ：「いまの季節、いて座やさそり座は見えるのかな？」 Ｈ：「５月中旬とはいえ、真夜中まで待たないとこれらの夏の星座は観られないんだよね。」 Ｍ：「そっか、夏が待ち遠しいね。ところで、天の川銀河の中心からきている強い電波の正体は一体何なの？」 Ｈ：「先週からこの話をしているからさすがに答えが気になるよね。ずばりそれは「超大質量ブラックホール」から出された電波なんだ。」 Ｍ：「超大質量ブラックホール？？ブラックホールが電波を出すの？？」 Ｈ：「そうなんだ。「いて座A*(スター)」からの電波を最初にキャッチしたのは米国の電波技術者のカール・ジャンスキーという人で、1933年に発見を報告する論文を書い…
Ｍ：「新緑がまぶしくて、すっかり初夏だね。」 Ｈ：「そうだね。これからあっという間に梅雨、そして本格的な夏がやってくるね。」 Ｍ：「夏に向けて、星空を観るときのおススメの対象を教えてほしいな！」 Ｈ：「そうだな、、夏は天の川がよく見える季節だからね、いて座なんかはどうかな？天の川銀河の中心はいて座の方角にあるんだよ。」 Ｍ：「そうなんだね！それは面白そう！」 Ｈ：「中心方向だけに、天の川の星々が折り重なり合って、天の川のうちで一番濃くて太く見える部分だよ。」 Ｍ：「それはぜひとも観てみたいし、写真も撮れたらいいな！ところで、いて座にはどんな天体があるの？」 Ｈ：「有名どころでは球状星団M22、…
今回の記事は4 月初旬に撮影しましたポンス-ブルックス彗星と2024年秋の楽しみ紫金山-アトラス彗星のちょっと短めの記事になります。 1. ポンス-ブルックス彗星の撮影 ポンス-ブルックス彗星は1812年にフランスの天文学者ジャン=ルイ・ポンによって発見後1883年にアメリカの天文学者ウィリアム・ブルックスによって再発見されたためポンス-ブルックス彗星と言われています。 周期年数は71年でハレー彗星のような短周期彗星とされています。 また、12月のりゅう座κ流星群の母天体であるとも考えられているそうです。 そして、2024年がポンス-ブルックス彗星の回帰する年で、3~4月にかけて観測することが…
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望遠鏡以前の天文学 古代からケプラーまで 表紙 望遠鏡以前の天文学 古代からケプラーまで クリストファー・ウォーカー 編 山本啓二・川和田昌子 訳 恒星社厚生閣 発行 2008年11月5日 初版第１刷発行 肉眼しかなく、器具も不十分な時代でも、一生懸命に天を観察し、記録に残し、理論立てていった先人の苦労が偲ばれます。 序文 17世紀前半に最初の天体望遠鏡が現れる。 ギリシャ人が平板な地球という理論を退ける。 しかし地球が中心という考えは、ニュートンの時代まで一般的には続いていた。 天文学と占星術のどちらが最初に生まれたかを問うことは、鶏と卵のどちらかが先かを問うことに似ている。 古代のほとんど…
月面着陸に成功した日本の探査機「SLIM（スリム）」 画像がある記事のリンク ****他にも **1. 探査機のミッション概要** **2. 月面着陸の瞬間** **3. 驚きの写真解説** **4. 科学的な発見と未来への展望** **結論** おすすめの書籍 月面着陸に成功した日本の探査機「SLIM（スリム）」 2024年1月20日、日本の宇宙航空研究開発機構（JAXA）は、月探査機「SLIM（スリム）」が月面着陸に成功したと発表した。 これは日本初、世界で5カ国目の快挙である。 SLIMは、月の赤道に近いシオリ・クレーター周辺に軟着陸した。 この地域は、月のマントル由来の岩石が分布してい…
クロード・アンリ・ド・ルーヴロワ・サン=シモン(Saint-Simon, Henri) クロード・アンリ・ド・ルーヴロワ・サン=シモン(Saint-Simon, Henri) サン=シモン著作リンク一覧 サン=シモン著作一覧 Wikipedia サン=シモン著作リンク一覧 新基督教論 (社会科学叢書 兼谷美英 訳. 金星堂, 昭和3 / 世界大思想全集 『新キリスト教論』 安谷寛一 訳 / 『ジュネーブ人の手紙 : 他3篇』世界古典文庫版に収録 / 『産業者の教理問答 : 他一篇』岩波文庫版に収録) 産業者の政治的教理問答 (世界古典文庫 高木暢哉 訳. 日本評論社, 1948 / 『産業者の…
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