Hatena Blog Tags
恨みても云ひがひぞなき立ち重ね引きて帰りし波のなごりに

恨みても云ひがひぞなき立ち重ね引きて帰りし波のなごりに

このタグの解説についてこの解説文は、すでに終了したサービス「はてなキーワード」内で有志のユーザーが作成・編集した内容に基づいています。その正確性や網羅性をはてなが保証するものではありません。問題のある記述を発見した場合には、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

【🌹10分で聴く源氏物語 第7帖 紅葉賀7完〈もみじのが〉】源典侍をめぐって大暴れの頭中将と源氏。翌日、典侍は指貫や帯を持たせてよこした(⌒-⌒; )もう貴公子達 何やってのやら😹

🌹熟女を巡って貴公子二人 大騒ぎの夜【源氏物語114 第七帖 紅葉賀16】 源氏は友人に威嚇《おど》されたことを残念に思いながら 宿直所《とのいどころ》で寝ていた。 驚かされた典侍は 翌朝残っていた指貫《さしぬき》や帯などを持たせてよこした。 「恨みても 云《い》ひがひぞなき 立ち重ね 引きて帰りし 波のなごりに 悲しんでおります。 恋の楼閣のくずれるはずの物がくずれてしまいました」 という手紙が添えてあった。 面目なく思うのであろうと源氏はなおも不快に昨夜を思い出したが、 気をもみ抜いていた女の様子に あわれんでやってよいところもあったので返事を書いた。 荒《あれ》だちし 波に心は騒がねど …

関連ブログ

熟女を巡って貴公子二人 大騒ぎの夜【源氏物語114 第七帖 紅葉賀16】源典侍は二人の指貫や帯をもたせてよこした。頭中将は 破けた源氏の直衣の袖を、源氏は頭中将の縹(はなだ)の帯を返した。

源氏は友人に威嚇《おど》されたことを残念に思いながら 宿直所《とのいどころ》で寝ていた。 驚かされた典侍は 翌朝残っていた指貫《さしぬき》や帯などを持たせてよこした。 「恨みても 云《い》ひがひぞなき 立ち重ね 引きて帰りし 波のなごりに 悲しんでおります。 恋の楼閣のくずれるはずの物がくずれてしまいました」 という手紙が添えてあった。 面目なく思うのであろうと源氏はなおも不快に昨夜を思い出したが、 気をもみ抜いていた女の様子に あわれんでやってよいところもあったので返事を書いた。 荒《あれ》だちし 波に心は騒がねど よせけん 磯《いそ》を いかが恨みぬ とだけである。 帯は中将の物であった。…