苦しみや悲しみや辛いことを、 こう考えてみてはどうでしょう。 空の青さ、 小さな蕾が開いたこと、 雨の雫のきらめき、 誰かのやさしい眼差し、 ふと風が吹きぬけたこと、 一杯の珈琲・・・ そんな日常のなんでもないこと、 そんなささやかなものの中に、小さな幸せが見いだせたのなら、 あなたの辛かった日々は、間違いなく生かされたのです。 深く沈んだ日々のなかで、生命の尊さを心の底から思うようになったからこそ、 そんなささやかなギフトにも気づくようになったのです。 それは悲しみや苦しみからのギフトなのです。 そして、あなたは確かにそれを受け取ったのです。