私たちは、難しく考える癖がついてしまっていて、人に単純に伝えることが苦手です。特に、話しの長い人は難しい言葉の堂々巡りで、聴いている側が、言いたいことを理解するのに疲れてしまうことが多い。”私の話は、最後まで聞いて欲しい”。無意識でそう思っているから、結論をさらに後回しにする。 日本では、テレビで俳句の良し悪しを競う番組に人気があります。俳句や短歌は、短い言葉で、どれだけ聞き手に気持ちや情景が伝わるかで、その良し悪しが決まります。 なぜ、短い言葉でも相手に伝わるのでしょう。それは、自分の感情をシンプルに表わすための、知恵を使っているからです。ストレートに感情だけ示しても情景は伝わりません。聞き…