~はじめに~ 本日ご紹介するのは辻村深月著「凍りのくじら」である。本作は本屋でたまたま見かけて手に取った作品だが、期待を遙かに上回る傑作であった。本記事ではその魅力を語っていきたい。 以下、ネタバレを含みます。 未読の方はご注意下さい。 ~あらすじ~ ~おもしろいポイント~ ①著者のドラえもん愛 ②少し不思議な物語 ③感動、驚き、そして穏やかなラストへ ~最後に~ こちらの記事もおすすめ! ~あらすじ~ 芦沢光-25歳。新進気鋭の写真家。彼女の写真のルーツは高校生の頃に体験した「少し不思議」な物語だった。 ~おもしろいポイント~ ①著者のドラえもん愛 本作は、各章にドラえもんの秘密道具の名前が…