愛しのマン・レイ展 出品: 209, 210, 216, 217 ハンス・リヒターに協力した『金で買える夢』の上映プログラムと、セコイアの木やハリウッドの絵葉書から、アメリカに戻ったマン・レイの生活を垣間見ることができるかもしれない。作品、友人、思い出をパリに残し脱出したマン・レイのやるせなさが漂う展示になっている。 ----- 展覧会に出品されなかったが、補足する絵葉書を紹介しておきたい。上段はシャンゼリゼ通りをパレードするフランス軍の軽装甲車両(1938年)。これがドイツ軍機甲部隊と対峙できるとは想像できない。下段はジュリエットを誘ってボート遊びをしたウエストレーク公園。自伝には「わたした…