同胞の国外移住 19世紀後半、朝鮮社会には貧困と収奪、自然災害などで生計の苦しい人々が多かった。彼らの一部は新しい生活の根拠地を求めて満州や間島、沿海州、日本、アメリカなどに移っていった。 わが同胞が一番最初に移住した地域は満州や沿海州だった。特に、満州地域は鴨緑江と豆満江さえ渡ればよく、切り開ける農耕地も多く、狩猟や木を伐採しても生計が成り立ったからだった。 満州地域に移住した同胞は荒地を開墾し、農業を始めた。1910年頃、間島をはじめ満州地域の韓人は20万人を超えた。 日帝の弾圧を避けてここに移住してきた義兵や愛国啓蒙運動家は独立運動を続けた。彼らは学校を建てて民族意識を鼓吹し、独立軍を養…