まずはじめに、”守る”ということについて述べていきたいと思います。 ”守る”とは、自己の境界(=自陣)の内側にいる敵を駆逐・排除する動きのことです。 その反対に、”攻める”とは、自己の境界を広げる(=自陣の防衛線を上げる)ことです。 ここで、”自己の境界を広げる”とは、自己の支配の及ぶ領域を広げることに他ならないのです。つまりはこれが、”攻める”ということの要点であり、要件なのです。 先述したことから、”守る”ことと”攻める”こととは、一体の関係にあることがわかります。 では一体なにが、物事を両者に分けるのか。両者の違いについて述べたいと思います。 たとえば、”守る”ということを、(ある適正な…