ウクライナ紛争の終結に向けて,リーダーシップを発揮しているのがアメリカのトランプ大統領である。2025/1/20の就任以前から「大統領に就任したら1ヶ月でウクライナ紛争を終結させる」と豪語してきたが,2/12にはロシアのプーチン大統領と電話会談,2/28にはウクライナのゼレンスキー大統領をホワイトハウスに招いて直接会談した。このときは,さまざまな感情的なすれ違いがあり,ディール(交渉)の切り札として提示していたウクライナの鉱山採掘権での合意には至らなかった。 3/17に今度はトランプ大統領がプーチン大統領と電話会談し,30日間の空爆停止を提案したが,プーチン大統領はエネルギー関連施設への空爆条…