ごまウシの職場には、たくさんの研修医がいます。上級医の指導の下、様々な知識や技術を身に付けている日々です。もちろん知識については、研修医のみなさんは、既に国家試験というもので獲得はしているのですが、ごまウシも昔を振り返ると実感をしたのですが、日常の診療にこの知識が直結して使える感じではないんです。目の前の患者さんと自分の知識とがつながらないという感じでしょうか。無理矢理繋げていくと、いつまでも答えにたどり着けなくて治療そのものがうまく進まない。言い換えると、診断はそこそこできるのだけど、治療というところにたどり着けないというのが適当な表現になるでしょうか。 国家試験では全く身につかないものとし…