第2章 孤独の不安やストレスで認知症が悪化 認知症の多くは、部分的なもの忘れから始まります。 部分的なもの忘れが、全体的なもの忘れに発展すると、認知症が疑われます。 昨晩食べたおかずが思い出せないのが、部分的なもの忘れ。 これが全体的なもの忘れになると、昨晩ごはんを食べたこと自体を忘れてしまいます。 また、約束の時間を忘れるのは部分的なもの忘れですが、全体的なもの忘れになると約束したこと自体を忘れてしまいます。 大切な人の名前が思い出せない、大事な約束を忘れてすっぽかしてしまった……。 全体的なもの忘れをすると、人は不安やストレスを感じるようになります。 繰り返しますが、ヒトは“群がり動物”で…