「ただいま・・・」 あたしは、つぶやくように挨拶した。 あたしは、気まずい中で家に帰ってきた。 ここで、あたしは目撃してしまった。 ジーオ伯父様と、トゥリーメーステレがキスするところを・・・。 ちょっと前のあたしなら、ショックだったかもしれない。 だけど、あたしはアミーラの説得で決心ができたから・・・。 あたしは、ジーオ伯父様を束縛しないって。 「・・・。さっきは、ごめんだったのですわ。それじゃあ、部屋に戻るのですわよ」 「待ってくれ、マル。わしは、彼女ができて、それで婚約もした。そのことを、いつかマルに報告するのを忘れて・・・」 「じゃあ、おめでとうなのですわ」 あたしは、笑顔で返した。 「…