株式会社テムザック(北九州市)が開発した大型レスキューロボット「T-52 援竜」。
- コンセプト:救援のための”道をつくる”レスキューロボット
- 特徴:6メートルの腕を2本持つ、世界最大級のレスキューロボット
- 2本の腕を有する上半身などの制御は、本格的な力を出せるよう油圧駆動を採用。
- 危険で力の必要な作業を代行できるよう、全高約3.45メートル、全幅約2.4メートル(左右腕部全開長約10メートル)、重量約5トンの世界最大級のロボット。
- 頭部カメラ部2ヶ所、胴部1ヶ所、腕部分7ヶ所、手部1ヶ所の関節を持ち、人間の腕と同じ程度の動作ができる。
- 状況に応じ選択可能な世界初の乗用操作+遠隔操作両用機能。
- 頭部、腕部、胴部の前後左右に計7つのカメラを搭載。操縦席、または遠隔操作装置からモニターできる。
- 運転席前方にブームがないため視野が広く、直前の作業性が良好。
- 上半身の制御、走行部等、各稼動部の動力源はディーゼルエンジンを搭載し、発電も行うため燃料がなくなるまで稼動可能。
- 屋外での作業が可能な全天候性。
価格は約6,000万円とのこと。
後には「T-53 援竜」も造られている。
マニピュレーターを有する両腕を備えた乗り物としては、1960年前後にアメリカのジャレド・インダストリーズがビートルというエンジン修理用ロボットを開発している。
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