萩の塚も師走を迎え、掃いた後から落ち葉が積もるようになってきた。朝6時になっても暗いため掃除には明るくなるのを待つ必要がある。 しかし待っていると仕事に支障が出るので、当分の間萩の塚行きは日曜日のみになりそうだ。 去年の夏萩の塚に登り始めた頃は、父や塚衆の想いを背負うような気概もあったが、最近は早暁の真っ暗な山中を一人歩くのも、萩の塚で抹茶を点て掃除をするのも、全てが自分の為だということに気づかされ、また実感するようになった。 大晦日まで残り1か月を切ったが、今年1年は毎週定日に萩の塚へ行くことができた。 父は94歳まで萩の塚に通ったのだが、私の今の状態を見ると80歳でも難しいように思う。 私…