介護サービスは高齢期の暮らしに欠かせない支えだ 介護保険料の上昇が止まらない。65歳以上の高齢者が納める保険料が4月に見直され、2024〜26年度の基準額は全国平均で月6225円と過去最高を更新した。21〜23年度から3.5%増え、介護保険ができた00年度と比べると2.1倍に膨らんでいる。 介護保険料は40歳以上の現役世代の負担も年々重くなっている。25年には「団塊の世代」が全員75歳以上になり、介護サービスの需要はさらに大きくなる。保険料の上昇を抑え、負担可能な水準にとどめるため、介護予防やサービスの効率化を急がねばならない。 高齢者の保険料は3年に1度、各市区町村や広域連合が見直す。今回は…