岩波文庫157ページ「いまの把捉は、放行をまたざれども、これ夢幻空花なり。たれかこれを夢幻空花と将錯就錯せん。」 (「出」「入」の文字など必要ない)と理解すること、またそのようなことを放っておくことは起こるけれども、これは夢、幻、空に咲く花のようなものである。そのように言ってみたところで言葉では言い表せないが言わない訳にはいかない。 文字とか観念というものは、それだけでは「夢幻空花」である。ただ人間は夢幻空花が好きなようだ。 怖いのは、夢幻空花であるのにそれに振り回されておかしなことをしてしまうことだろう。 ビデオかなんか見てホテルで女性をめった刺しにして殺してしまったり(この場合には病的な面…