勤務時間外の部活指導を命じられないことは法的には完全に明らかです。断わる障害としてあと残っているのは慣習的なものです。つまり、みんなが「しかたがない」と思っているからです。我々が「しかたがない」と思って引き受けることは、家庭的に追い詰められている他の人に「しかたがない」と思わせるような圧力をかけていることになります。つまり、我々は被害者であると同時に加害者なのです。(西川純『教師がブラック残業から賢く身を守る方法』学陽書房、2018) おはようございます。こと小学校に関しては、誰かの「しかたがない」と、誰かの「承認欲求」を軽んじてはいけません。それらを軽んじた結果が、現在の「ブラック労働」の温…