65年学校に通った 長すぎた教職生活もようやく終わりを迎える。生徒として幼稚園・小学校・中学校・高校・大学。教諭として8校、臨採として3校、非常勤として2校。学校に通い続けた。父も教員だったので、学校は生まれたときから身近なものであり続けた。教員は学校の中のことしか知らない「世間知らず」と言われているようだが、私はその典型だろう。しかし、教員でしか体験できないことも数多くある。生徒・教職員・保護者・地域の方などとの多くの出会いと別れもそうである。 最近、とみに記憶に自信がなくなった。特に、短期の記憶がそうである。例えば、学校から帰るときにタブレットやPCそれにワイヤレスマウスの電源を切ったかど…