文化審議会著作権分科会において「AIと著作権に関する考え方について」(パブコメ後の版)が提出され、文化庁Webサイトでも公開されていましたので、紹介します。 「考え方」は丁寧な説明と(想像するに)様々な政治的配慮で要点が掴みにくくなっているので、本記事の要約をお読みになったほうが分かりやすいのではないかと思います。 本格的に議論をフォローしたい場合、法30条の4と47条の5の条文、それらの立案担当者解説である「デジタル化・ネットワーク化の進展に対応した柔軟な権利制限規定に関する基本的な考え方」(「考え方」中では「基本的な考え方」として引用されています)、上野達弘=奥邨弘司編著『AIと著作権』と…