昨日に文芸時評(朝日新聞、鴻巣友季子さん)を見ておりましたら、気に なる本があがっていました。(最近の文芸時評は、平野謙などの時代とは全く 変わってしまって、文芸雑誌などを読んで、そこから目についた小説作品を取り 上げて紹介するというものではないですね。最近の人は、そんな時代のことは 知らないか。) 今月の鴻巣さんの時評の見出しは、「少女小説の変遷」となっていまして、 その書き出しは次のとおりです。 「国内外の『少女小説』が豊作だ。その豊かな水脈の混交を見るに、18世紀頃 の『少女小説』から遠くへ来たものだと思う。」 当方は少女小説と言われても、ほとんどぴんとこないのですが、最近の活躍し てい…