小説 兜町(しま)【電子書籍】[ 清水一行 ]価格: 550 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 戦前、興業証券に入社したが兵隊に取られて退社し、戦後、魚のブローカーをしていた山鹿悌司に、興業証券創業者の大戸から誘いがかかる。最初は復帰を渋っていた山鹿だが、最後には承諾して復帰する。元のキャリアもあり、創業者のお声かかりで誘われたにも関わらず、1からやり直しを求められた山鹿の心は腐り始めるが、徐々に株の運用を任されるようになると、山鹿は「水を得た魚」のように活躍した。 神武景気(1954~1957)や岩戸景気(1958~1961)の中、独自の発想と感で大成功を収め、空前の株ブームを呼び、山鹿の名…