激突対談の当事者は月刊『Hanada』編集長の花田紀凱氏と、リベラル派の旗手・ジャーナリストの斎藤贵男氏のお二人であった。 まず、花田氏が「中国の脅威には、よほど肚を据えて対処していかないといけない。手をこまねいていたら、いまや日本は、中国管轄下の「日本自治区」になりかねない情勢です。現に習近平国家主席は、『中国の夢』や『偉大な中華民族の復興』などというスローガンを掲げて周縁地域への一体化に向けた圧力を強め、同時に、対外的な膨張策も強引に進めている。たとえば、新疆ウイグル自治区やチベット、内モンゴルといった周縁の少数民族に対してひどい弾圧を加え、支配・統制を強めてきた。中国語教育を無理やり進め…