斎藤隆夫の「反軍演説」に『天声人語/260202』は思う▼1940年2月2日の衆院本会議▼なぜ日本は中国と戦っているのか。国民に多大な犠牲を強いりながら、政府はなぜ、その目的を説明しないのか。軍は「英霊を冒涜するもの」と激高、演説の3分の2は議事録から削除され、彼は議員除名▼また「粛軍演説」では必要なのは東亜の平和に向けた「外交上の大工作」だと説いた▼国会の重要な役割は、政府の独走に対する監視である。自己の利益のためではなく、広く国民の代表者として堂々と権力に迫る。そんな当然の行為がいま、殊更まぶしく感じられるのはどうしてだろう▼除名から2年後の選挙で、斎藤は議員に復活、有権者は彼に投票した。…