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斎藤雅広

(音楽)
さいとうまさひろ

斎藤雅広 (ピアニスト)

1958年生まれ。東京芸術大学出身。東京藝術大学大学院修了後、チェルニー=ステファンスカに才能を認められ内弟子となりポーランドのクラコフで学ぶ。
18歳で第46回日本音楽コンクールに優勝し翌年NHK交響楽団との共演でデビュー、1978年「第4回若い芽のコンサート」でプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番を弾いた。「芸大のホロヴィッツ」と称され「誰より以上というのではない絶対的なうまさ」(音友)と絶賛され華麗なヴィルトゥオーゾとして活躍、安宅賞・霧島国際音楽賞受賞。殆どの国内主要オーケストラの他に韓国KBS響、ミュンヘンプロアルテ室内管、ワイマール歌劇場管弦楽団等と共演、ウクライナ国際音楽祭やイギリスにも招かれ海外でも高く評価された。

NHK名曲アルバム、ベストオブクラシック、ニューイヤーオペラコンサート等、数多くの放送に出演。またNHK教育TV「トゥトゥアンサンブル」のメインキャラクター「キーボーズ」役では、華麗な演奏と喜劇役者顔負けの演技力で幼児から大人までの圧倒的な支持を得、翌1999年にはNHK教育TV「趣味悠々」に日本人クラシックピアニスト初の講師役として登場、2005年にも新しいシリーズが放送され、さらなる人気を集めた。

1998年にはチェコのヴァイオリンの巨匠ヨセフ・スークと共演し、スーク自ら「大きな賞賛を惜しまぬ素晴らしさ」と絶賛し室内楽の名手として認められ、高度な技巧に支えられた自由闊達な雄弁なスタイルにて、スーク、P.シュミードル、E.オッテンザマー、V.フックス、W.シュルツ、J.ハルヤンネ、ヤナーチェク弦楽四重奏団、新ブダペスト弦楽四重奏団、ヴィア・ノヴァ弦楽四重奏団、ザルツブルグ八重奏団、ドイツ弦楽三重奏団、ウィーン・フィルやパリ管のメンバー等と共演を重ね賞賛され続ける他、声楽・歌曲伴奏でもF.アライサ、L.アリベルティ、T.クラウゼ、D.グレイヴス、I.トコディ、H.ペーター・ブロホヴィッツ、V.ラ・スコーラ、J.ポンス、S.エステス、D・テオドッシュウ、D・シュトーダ、I・カバトゥ、C・ニュールンド、O・グリャーコワ、L・ポルガールをはじめ、当代きっての多くの世界のオペラの名歌手達から厚い信望と絶賛を得て、わが国最高の名手という評価を不動のものにしている。

楽壇生活25周年記念アルバムとしてリリースされた「ヴィルトゥオーゾ〜展覧会の絵」は「レコード芸術」にて特選盤に選ばれた他、Jクラシック系の「マイ・ロマンス」や「アラウンド・ザ・ワールド」、「至芸というほかない」(レコ芸)と激賞されたトコディとの共演盤、巨匠リヒテルにも並び賞された室内楽もの等々、リリースの度に大きな話題となるCDも25枚を超え、「名手の名に恥じぬ/世界的なレヴェルから見てもトップクラス」と評されている。人間味あふれる渋みと、エネルギッシュな二面性を示し円熟を深める巨匠でありながら、超一流の話術を交えた究極のエンターテインメントなコンサートは、他の追随をまったく許さない。2007年楽壇生活30周年を記念したコンサートは、クラシック界のスター達をゲストに空前の成功を収めて、その存在をさらに大きくしている。

日本の第一線演奏家との共演も数知れないが、NHK−FMラジオ等のパーソナリティーや放送作家、プロデューサー・作曲家・編曲家としても活躍、20冊に及ぶ楽譜も出版され、雑誌への執筆等の評論活動、イラストの連載等マルチぶりを発揮する一方、毎日音楽コンクールをはじめ各コンクールの審査の他、キエフ国立音楽院でもマスター・クラスを開く。また京都フィル等を指揮し、指揮者としても活動を開始。今、日本で最も幅広いファン層と知名度を持つベテラン大物アーティストとして、マルチな活動を展開中である。

斎藤雅広氏の父親は藤原歌劇団で活躍した有名なバリトン歌手の斎藤達雄氏。母親はバレリーナ。
海外でも、リヒテルとポリーニ、ホロヴィッツと並ぶピアニストと絶賛されている。

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