私たちが、1988年の春に香港資本との合併で建設されたばかりの、昭君大酒店というモダンなホテルで休憩していると、北京から3台のランドクルーザーがやって来て合流した。 TBSテレビの「新世界紀行」のリポーターとして、中国の内蒙古からチベットまで約7,000キロの踏査行への出発である。 西域探検隊の日本人A班 左端筆者 明石、斎藤 右端デイレクターの皆川さん 日中合同の西域探険隊は、日本人8人、中国人7人の15人である。車は北京から最終地のラサまで同行する3台と、案内用の現地の車1台。北京から最終地まで同行する案内人の羅さん(27歳)と3人の運転手は北京育ちの漢民族。内蒙古の連絡員の王さん(34歳…