アメリカのバイデン新大統領(78)が就任してから二ヵ月になる。トランプ前大統領は、アメリカの利益を最優先する“アメリカ第一主義”を掲げ、国際条約や国際機関からの一方的な脱退を宣言した。その結果、アメリカ社会の内側や国際社会との分断が進みアメリカは孤立していった。気候温暖化問題やコロナ対策にも消極的で、アメリカは世界の指導的地位を失ってしまった。 バイデン大統領は、そんなトランプ主義との決別を約束し「アメリカはまた戻ってきた。品位を回復し民主主義を守る」とし、分断ではなく結束を目指す大統領になると誓った。 大統領の勝利演説では「私たちは新型コロナ対策から仕事を始める。このウイルスを封じ込めない限…