日本思想史の泰斗子安宣邦先生の近著、いわば天皇の総括論稿である『天皇論』を深く読み解いています。 大阪の懐徳堂セミナーも昨年を持って終了されたので、私は弟子筋の方に引き続き子安先生の主著の読書会を模様していただけないかと声を上げたが、反応は無かった。 このままでは残念な気持ちが高まるばかりだ、『天皇論』と『「維新」的近代の幻想』だけは志ある人と共有したいと思っている。 すぐれた読書評がでることは喜ばしい限りだ。 『天皇論 「象徴」と絶対的保守主義』を読む 2024年07月29日(Mon) 髭郁彦 われわれは望む、望まぬに係わらず、日本という国に生まれ、日本語という言語を母語とし、日本国民として…